レッスンの中でも使う機会が多いMovable Alphabet。
モンテッソーリ教具の1つです。
あくまで「英語のレッスン」が目的なので、本来の使い方とは違う形で使うことも多いですが、よく使うアイテムの1つです。
今週のレッスンでは、これらを使ってCVC wordsを学習しています。
"bag"というのを聞いて、b a g と正しい3つのアルファベットを選んで単語を作ることができるか? というのを確認していきます。
3つのアルファベットからなる単語を作ることが出来るか?書くことができるか?
確認する方法(テストする方法)は様々な手段が考えられると思います。
プリントにして書かせたり、ノートに書かせるのが一般的でしょうか?
それでももちろん構わないのですが、このレッスンにおいてはそれをあえてせずに、このアイテムを使っているというのには理由があります。
今回のこの一連の活動で私が確認したいことは、「音を聞いた時に、文字であらわすことが出来るか。文字を認識することが出来るか」という点にあります。
文字を書かせるという活動にしてしまうと、もしかしたら、「頭の中でイメージはしっかりできているのに、うまく書けないアルファベットがあるばかりに正解できない」ということも考えられるからです。
未就学児のクラスであれば、それ以前の問題として、鉛筆がまだ上手に使いこなせない、筆圧が十分ではない、といった可能性も考えられます。となると、英語力を問うところとは全く別のところで能力が求められてしまいます。
理解できているかを確認したりテストを行う際には、「確認したい能力の結果次第で、出来る・できないにつながる活動であるかどうか」という視点がとても大切です。
これが何より一番の理由ですが、あとは、文字を書くスピードの差を考える必要がないというのも理由の一つ。個人個人で文字を書くスピードは違うので。
あとは、限られた授業時間、1分1秒を惜しんでできることをめいっぱい行いたいから、というのもあります。1問でも2問でも多く挑戦したい。そういう時にとても役に立つアイテムです。
Movable Alphabetはベーシッククラスでも活躍しています。近いうちに、ベーシッククラスでの様子も投稿してみますね。